YAMA WALKER

山っていいよね。

下山をためらう北アルプスのツバメ燕岳(前半)

8月11日、山の日。

 

山の日という記念日にあやかったわけではないが、

天気も良さそうだったので、かねてからの念願、燕岳に日帰り登山をしてきた。

結論から言うと、個人的には富士山よりも

見応えがあり、リピートしたい山として候補に上がってしまった。

 

写真を撮る手が止まらなかったので、

絶景写真と合わせてレポートしてみようと思う。

少々長くなるので今回は前半と後半に分けてお伝えする。

 

 

燕岳の日帰り登山は前日乗り込み必須!


今回は登山仲間であるTK氏と共に燕岳を目指した。

 

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上機嫌なTK氏(GW塔ノ岳にて)

 

午前0:30、早めの行動をと思い、現地には4:00頃の到着を想定して出発。

真夜中の高速を順調に走り、現地に向かう。

 

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 夜中のTK号車内

 

 

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運転中眠そうなTK氏

 

しかし、この早めの行動は我々の想定を遥かに凌駕していたことは

到着後早々に知ることになる。

 

駐車場は即満車確定!


TK氏の運転もスムーズに進み、予定通り午前4:00前に安曇野に到着した。

まずは駐車場に車を停めるべく、目的の第1駐車場なる場所に向かう。

第1駐車場に向かい始めた道中、道脇から警備係の人が

手を振りながら道をふさいできた。

 

警備係「登山ですか?」

我々「そうです」

警備係「上の駐車場、もう満車なんですよ」

我々「え!?第2駐車場は?」

警備係「第2駐車場もなんです」

我々「どこに車停めたらいいんですかね?」

警備係「今来た道の道中に旅館があったでしょう?

そこが第3駐車場なのでまだ停められるはずですよ」

我々「そうなんですか、わかりました、ありがとうございます!」

 

なんということだろうか。

 

午前4:00前にも関わらず第1駐車場、第2駐車場ともに満車だという。

 

早めに行動したはずが、一足、二足も遅かったというわけだ。

 

仕方がないので、第3駐車場に車を停めることにした。

 

登山口までの交通手段


第3駐車場はまだ駐車スペースもあいていたので

ひとまずは車を停めることに成功した。

 

時刻は午前4時過ぎ、本来ならば5:00頃過ぎくらいに

登山を開始するつもりだったので、この時間は仮眠をとる予定だった。

 

しかし、この第3駐車場という場所は

第1、2駐車場からは遠くはなれている。

 

ただ、この時点では第3駐車場から登山口までの距離がわかっていなかった。

とりあえずは少々距離がありそうだな、というくらいの認識でいた。

 

ここは「早めの行動」をに習い

すぐに出発しようということになった。

 

そして登山口に向かって歩き始めた。

 

道中、タクシーやバスが次々と登山口目指して上がっていく。

 

はは〜ん、団体御一行が登山を目論んでいるんだな。

 

TK氏とそんな余裕しゃくしゃくな話をしながら

10分ほど歩くと、先ほどの警備係の人が話しかけてきた。

 

警備係「歩いて行くんですか?」

我々「はい」

警備係「そうなんですか。。。遠いですよ、がんばってくださいね」

 

何だか急に不安になる。

 

遠いという言葉が急にひっかかり改めてgooglemapを開いてみると

 

今まで引っかかっていたことが一つに繋がりそうになる。。。

 

次々と行き交うタクシーとバス、警備係の言葉。

 

急いでTK氏に状況確認と現状説明。

 

もしかしてとんでもないことになっているのか。。。

今いる場所から登山口までの距離が長すぎる

 

慌てて警備係の人のところに戻り、登山口までの距離を確認。

 

すると、

 

警備係「登山口までは13kmくらいありますよ。

歩いたらそれだけで日が暮れるかも(笑)」

 

なんと、13kmの道のりを我々は歩いて行こうとしていたのだ。

本命の登山ルートよりも倍以上長いじゃないか!

 

我々「マジですか。。。みんなどうやって登山口まで行くんですか?」

 

警備係「バスかタクシーになるけど、タクシーだと5,6千円くらいするから

バスで行く人が多いですね」

 

やはりか。。。

嫌な予感が的中した。

 

我々「バスってどこから出るんですか?」

警備係「第3駐車場のところから出ますよ。よかったらこの時刻表

持って行きますか?」

 

そういいながら手に持っていたバスの時刻表をくれた。

歩いて戻ったらちょうど出発時刻になりそうだ。

バス代は片道1200円ほど

 

親切な警備係の人にお礼を言い、

ひとまずは歩いてあがることを回避できて一安心したので

第3駐車場に戻ろうと歩き始めた。

 

すると、

 

警備係の人が後ろから我々を呼ぶ。

 

警備係「お客さん!これから上の状況を確認しに行くんですが

よかったら上まで一緒に乗っていきます?」

 

なんということだろう、この警備係の人は色々と情報提供してくれただけでなく

上まで送ってくれるというのだ!

 

安曇野の人はこんなに心が広いのか。。。

 

折角声を掛けて頂いたので

お言葉に甘えて上まで乗せてもらうことにした。

 

TK氏はモゴモゴとお礼のような言葉を喉の奥から

発していたようだったが、おそらくは大変感謝していたのだろう。

 

車に同乗させてもらいながら色々と話しを聞いてみると

どうやら第1、第2駐車場は0:00頃には満車になってしまうのだとか。

 

前日の21:00くらいにはもう駐車して場所をキープしている人が多いそうだ。

 

なので自分たちが想定した時間では遅すぎたというわけである。

 

早めに行動したつもりだったが現地の状況を知らないがために危うく

大掛かりな登山を強いられそうになった。

 

燕岳は帰りにも注意が必要だ。

詳しくは後記するのでそちらをご覧頂きたい。

 

特に初めて燕岳登山を目論んでいる人は、

交通手段に関しては十分注意したほうが良い

 

色々と教えてくれ、車に同乗させてくれた親切な警備係の人に

あらためてお礼を言いたい。

 

登山開始後は高段差に注意


警備係の人に送ってもらい

何とか13kmの山道を歩かなくて済んだ我々は

5:20分頃、登山口に到着した。

概ね当初の想定時間どおりの時間だ。

 

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しかしながら、想定していなかったのは

朝5:30だというのに登山者でごった返す登山口の有様だ。

 

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今まで登山した山ではこの時間帯は比較的空いている

印象があったが、甘かった。

 

ここでも自分たちの行動の遅さを痛感せざるを得ない。

 

恐るべし山の日だ。

 

とはいえ、ここからは燕岳以外の山に向かう人もいるようなので

合同集合場所のような感じなのだろう。

 

TK先導で登山計画書を書き5:30分ジャスト、

燕岳に向けて登山開始だ。

 

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時間を図るTK氏

 

 

登山を開始した直後はなだらかな道、

比較的高段差のある道を進むことになる。

しょっぱなから意外と体力を持っていかれるので

ペース配分には注意が必要だ。

 

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遠方には雲海が見える

 

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疲れ果てるTK

 

 

花崗岩の突出した個性的な登山道


道中にはむき出しの花崗岩に挟まれるような道もある。

場所によっては斜面に岩が突出したような場所もあり

意外と登りやすかったりもする。

 

途中から雲海も良く見え、

あらためて標高の高さを感じることができるようになる。

 

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溝が道になっている

 

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そして合戦小屋まであと5分!

 

合戦小屋で食べるスイカはウマイらしい


7:42分、合戦小屋に到着した。

 

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道中、小太りのおしゃべり兄ちゃんグループが騒いでいたのが

気になったが、合戦小屋に到着するやいなや太った兄ちゃんは

 

「スイカ!?食いてー!!!!!!」

 

と絶叫した。

 

周囲は、勝手に食えよ、

と言わんばかりのしらけた目で小太りの兄ちゃんを見つめていた。

 

太った兄ちゃんが絶叫するように

合戦小屋では下界からロープウェイで運ばれてくる

スイカが有名らしい。

 

夏場の暑さと、ここまでの道中で消耗した

水分と糖分を程よく補給するのに最適というわけだ。

 

 

自分たちは食べなかったが、多くの登山客は

一休み中に美味しそうにスイカにかぶりついていた。

 

切り分けられているサイズは少々小さいようだが、

たしかに絶叫したくなる気持もわからんでもない。

 

姿を現し始める槍ヶ岳に興奮! 

 

早めに山頂を目指したかったので少しの休憩後、

早々に合戦小屋を出発した。

 

さらに足を進めると、次第に槍のように尖った

突起物が向山の背後から姿を現し始める!! 

 

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そう、槍ヶ岳だ。

 

実際に目の当たりにするとそのトンガリ感に圧倒され、

感動しているところに

 

「どうした、槍でも見えたかね??」

 

と、TK氏が横槍を入れてくる。。

 

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この辺りまで来ると森林限界も突破だ。

 

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後半に続く。